みなさんこんにちはコイトです。
最近こんな本を読みました。
乙野 四方字(おとの よもじ)さんのラブストーリー
- 【僕が愛したすべての君へ】
- 【君の愛したひとりの僕へ】
通称【僕愛】と【君愛】です。
2016年、同時に刊行し合わせて30万部を超えるこの作品は、TikTokなどSNS上で話題でより認知が広がりました。
2022年10月にアニメ同時映画化されることで話題になっています。
話題の理由は
読む順番によって読後感が変わること
切ない結末と
幸せな結末
という二つの楽しみ方ができます。
今までにない設定の本作品はイメージを変える一作になっています。
Contents
【僕愛】【君愛】はどんなストーリー?
僕が愛したすべての君へ ーStoryー
人々が少しだけ違う並行世界間で日常的に揺れ動いていることが実証された世界━
両親の離婚を経て母親と暮らす高崎暦(たかさき・こよみ)は、地元の進学校に入学した。勉強一色の雰囲気と元からの不器用さで友人をつくれない暦だが、突然クラスメイトの瀧川和音(たきがわ・かずね)に声をかけられる。彼女は85番目の世界から移動してきており、そこでの暦と和音は恋人同士だというのだが……並行世界の自分は自分なのか?
君を愛したひとりの僕へ ーStoryー
人々が少しだけ違う並行世界間で日常的に揺れ動いていることが実証された世界━
両親の離婚を経て父親と暮らす日高暦(ひだか・こよみ)は、父の勤務する虚質科学研究所で佐藤栞(さとう・しおり)という少女に出会う。たがいにほのかな恋心を抱くふたりだったが、親同士の再婚話がすべてを一変させた。もう結ばれないと思い込んだ暦と栞は、兄妹にならない世界に跳ぼうとするが……彼女がいない世界に意味はなかった。
【僕愛】【君愛】はここが面白い
同じ方向に進む並行世界がつながることで二つの作品のつながりを深め別の印象を与えるトリックが施されています。
トリックを前提に読むわくわく感
冒頭からお話ししている通り、読後感が変わるトリックがなされています。
一冊目を読んだ後に次の話はどうなるのかがすごく気になりました。
本自体に仕掛けがあるのがより楽しさを生んでくれることでしょう。
並行世界の考え
並行世界の考え方は多くの作品、アニメに使われているので馴染みのある方も多くいるのではないでしょうか?
あなた自身もこれまでの人生の中でやりなおしたい、別の選択肢を選びたいと思ったことはありませんか?
私自身、となりの世界はどうなっているのか。
今いる世界ではダメなのか。
いろいろな考えが巡りました。
あなたの並行世界の考えを私のツイッターなどで教えてください。
難しい言葉もストーリーがカバーしてくれる
パラレルワールドやら、虚質科学やら難しい言葉がたくさん出てきます。
私も一回目を読んだ時には?がたくさんでした。
それでもストーリー自体はしっかりと楽しめるので言葉を一つ一つ理解しなくてもわかるようになっていると感じました。
難しいのが嫌いな方でも純愛が好きならきっと好きになってくれることでしょう。
【僕愛】【君愛】私の読んだ感想
みなさんはもし違う人生になっていたら自分はどうなっているのかを考えたことはありますか?
私自身考えたことはあります。
本書は並行世界を幾度となく移動します。
そのときに感じた登場人物たちの感覚、感情がとても新鮮でした。
これは他の並行世界が織り込まれた作品にないところだと感じました。
並行世界の人たちも同じように自分たちの生活をしていることを考える、別の人物として考えることはより自分の人生を大切に生きていくきっかけを与えてくれるかもしれません。
どちらから読むべきか?
どちらから読むべきかは私はハッピーで終わりたかったので君愛から読みました。
これは個人の考えによります。
ただ、恋愛ものが好きな方は間違いなく『君愛』からよんでください。
まとめ:映画も楽しみだ
最後までご覧いただきありがとうございました。
乙野 四方字(おとの よもじ)さんのラブストーリー
- 【僕が愛したすべての君へ】
- 【君の愛したひとりの僕へ】
この作品はラブストーリーですが、読後感の変化を楽しむ要素もあり、とても新鮮な気持ちで読むことができました。
内容は『ネタバレ』になってしまうので避けさせていただきますが、きっと新しい感覚で読むことのできるそんな作品です。
ぜひ気になった方は本書を手に取ってみてください。
本書の感想をツイッターよりお待ちしています。