みなさんは才能がないと思ったことはありませんか?
今回の本は、ベストセラー「ビリギャル」の著者、坪井信貴さんの『才能の正体』を記事にしました。
こんな人に読んでもらいたい
- 自分には才能がないと思ったことがある人
- 才能のせいにしてすべてをあきらめてしまう人
- やらない理由を常に探してしまう人
自分を変えたい方必見の本になります。
Contents
才能の正体は結果
大学などの試験に落ちれば、もともと才能がなかったと人はいい。
受かれば地頭がよかったんだと言われます。
要するに、結果が出ればもとがいいと言い、結果しか見てくれません。
結果が出なければ、才能がなかったと片付けてしまいます。
人は結果しか見てくれないし、結果でしか判断しません。
才能=能力ではない
才能があると言われる人たちには共通点があります。
それは、努力をしていることです。
坪田先生のいう才能とは
人よりも飛び出たり、尖ったりする部分が出てきて、やがてそこが「才能」として認められるようになる。
これが才能です。
能力を高める努力をして初めて、その先にあるものが「才能」です。
能力を伸ばす努力もせず、才能がないとあきらめている人が多くいます。
能力を才能に変える
それでは能力を才能にシフトしていきましょう。
やる気スイッチはない!動機づけをしろ!
やる気のもとである「動機づけ」。
宿題をやらない子供の動機は
- 勉強よりもテレビが見たい。
- 勉強よりもゲームがしたい。
- 勉強よりもマンガが読みたい。です。
遊びたい動機が勉強よりも強いので宿題をしないのです。
やる気スイッチではなく、いかに動機づけできるかが、重要になってきます。
動機づけには3つの行動
- 認知
- 情動
- 欲求
動機づけには3つの行動から成り立っています。
認知
高いハードルも認知次第で乗り越えることができます。
あまり読書が得意ではない人が、500ページある難しい本20日間で読み終えたい。
500ページあると気が引けてしまいますが、20日あるので、1日25ページ読めばすべて読み終えることができると考えれば読んでみようと思いますよね。
人間は、「これならできそう」とか「これからの役に立ちそう」と思えたら行動ができるようになります。
認知次第で、目の前の高いハードルも超えられるようになります。
情動
感情が燃え上がりテンションが上がる状態のことです。
イヤイヤ続けているなど、テンションの上がらないと長く続きません。
欲求
本当にそれがやりたいと思うかです。
一時的なものではなく、継続的なエネルギーに変わるものが動機づけには不可欠です。
ビリギャルのさやかちゃんには
「慶応に合格したい」「お父さんや先生を見返したい」という強烈な欲求があったそうです。
認知が非常に重要な役割になります。
何かのスタート時点で、自分や子供、部下が何をどう認知できているのか、冷静に正確に観察することが必要になります。
何が足りなくて、何をしたらいいのかを正確に見つけましょう。
成長を感じ、面白いと思えるようになれば、動機づけをうまくコントロールしていきましょう。
動機づけが維持されていくと人より飛び出たり、尖ったりしてきてやがて才能として認められます。
行動に繋げる
頭のいい人の行動を完コピしろ!
「営業のやり方を教えてください」など頭のいい人にノウハウを教えてもらってもあまり効果的ではありません。
効果的なのは、行動を完コピすることです。
営業に同行するなど、実際に見て、許されるなら動画を取ってでも頭のいい人のマネをしてください。
どんな言葉で話しているか、どんな順番で説明しているかをしっかり観察し、自分の行動に繋げてください。
努力の継続をする
どれだけ優秀な子でも、努力の継続がなければ成績は伸びません。
子どもに「そんなの無理だ」「できっこない」と否定せず、子どもの言葉、行動を信じて温かく見守りましょう。
自分自身にも同様に、自分を信じ否定をしないでください。
努力が継続できるようにしていきましょう。
以前記事にしたマインドセットも参考にしてください。
【要約と感想】マインドセットMINDSET「やればできる!」の研究 キャロル・S・ドゥエック(著)
才能の正体 まとめ
才能の正体はいかがでしたか?
才能のイメージを変えてくれたのではないでしょうか?
改めて努力の重要性を再認識できたのではないでしょうか。
そして、その努力をするためには、動機づけの3つの行動「認知」「情動」「欲求」が必要です。
自分の可能性をしっかりと、見つめてください。
私も、現在ブログに動機づけし、頑張っていきます。
みなさんも努力できる何かを見つけてくださいね。
本書には、自分だけではなく、子どもや部下、組織での活かし方も書いてありますので、本を手に取ってみてくださいね。